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7月 19

第7回 雄勝町ボランティア活動 2012年6月14~17日

今回で7回目となるボランティア活動は本多、玉田、吉田、進藤の4名が参加しました。

本多と、私は2回目の参加でした。

 

初日は、AM6:30にコンポーを出発、13時に石巻市へ到着しました。

昼食をとり雄勝町に入りました。

昨年5月に当社ボランティアが整地した雄勝小学校や7月に片付けをした硯伝統産業会館の前を通り、初参加のメンバーに1年前との変化を車中で話しました。

 雄勝小学校2011年5月       雄勝小学校2012年6月

 

雄勝硯伝統産業会館2011年7月    同2012年6月

 

1年を経てなお、復興の進まない現状に一同暗澹たる思いで雄勝の町を目的地の分浜へ向け車を走らせていました。

 

ほどなく分浜に到着して、成澤さんと明日からの作業内容の打ち合わせをしてから全勝旅館へチェックイン

全勝旅館からの眺め・・・地盤沈下で満潮時には船着き場が浸水するため苔がべったり張り付いています。

 

翌日はAM4:30からの作業となる為、夕食後はすぐに布団に入り明日からの作業に備えました。

 

2日目

いよいよ作業開始です。

4:30に港へ集合して成澤さんの船で牡蠣棚へ向かい作業方法のレクチャーを受けてから作業開始

作業内容はブイに付着している海藻、藤壺、藻をヘラを使って綺麗にすることでした。

大量の海藻や藤壺が付着したブイは浮力が無くなり、成長した牡蠣の重みとで海中に沈んでしまいます。

そのまま放置していると海底まで沈んでしまうので、収穫が出来なくなってしまいます。

 

最初はなかなか上手く出来ずに苦戦していましたが、皆黙々と作業をしているうちにコツも掴み、同じように見えていたブイでも取りやすいものとそうでない物が判るようになりました。

牡蠣棚一本(ブイ40~50個)につき約30分ほどかかってしまいました。

3日目の天気予報が雨の確立が高かったので少々時間を延長して16時頃まで作業を続けました。

慣れない作業と普段使わない筋肉を使った為か、1日目の作業が終わった後は全員体のあちこちが痛く、指にまめが出来た人もいました。

旅館に戻り一日の疲れを癒すため、ゆっくりとお風呂につかり、夕飯後は全員いびき3秒でした。

 

3日目

幸い雨は降らず風が少々ある程度でした。この日はAM8:00からの作業開始です。

作業内容も2日目と同じでしたが、沖に出たのと風の影響で波が高く、船酔いの薬を飲んでいましたが酔ってしまい辛い作業となりましたが精一杯頑張りました。

 

もっとも成澤さんに言わせるとこの日の波はまだまだ凪の状態という事でしたが・・・^^;

新しいブイも追加して成長とともに重みの増した牡蠣棚を浮上させる作業もありました。

そして昨年10月に当社ボランティアでお手伝いした種牡蠣が順調に成長している様子も見せてもらいました。

 この日は雨も降ってきたので12時で作業を終え昼食を成澤さんのお宅で頂きました。

そして旅館に戻り夕方まではみな疲れを癒して、夕食の後再び成澤さんのお宅へ伺いお疲れ様の祝杯をあげました。

 

牡蠣棚21本、約800個のブイの清掃が出来ました!

成澤さんも思ったよりも作業が捗ったと喜んで頂き、少しでもお役に立てた事に達成感を覚えました。

中でも一番作業を頑張った吉田君は成澤さんの息子さんに性格も体格もそっくりらしく、まるで家族のように楽しくお酒を飲んでいました。

残念ながら直接牡蠣に触れることは出来ませんでしたが、大きな牡蠣が育ちますよう祈っています。

そしてこのような貴重な体験をさせてくれた会社そして成澤さんにも感謝をしています。

 

今回参加メンバー

 

writer:加工課 進藤信人