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8月 31

第8回 雄勝町ボランティア活動 2012年8月23日~26日

震災から1年半を経て、今回で8回目となるボランティア活動が8月23日~26日までの4日間の活動となりあmした。前回大変お世話になった成澤さんのお手伝いをさせて頂けることもあり、メンバー全員強い意気込みで現地に向かいました。

参加メンバーは、加藤、沼田、長谷川、歳原大輝です。

 

会社を朝6:30に出発して、途中事故渋滞に巻き込まれつつ現地の石巻市雄勝へ到着したのは15時頃となりました。 一同、依然として変わらぬ現地の様子に沈黙するばかりでした。

瓦礫の片づけは終わっているものの、かつて家があった場所は更地となり一面に草が生い茂っていました。

「町の面影が消えてしまうのか・・・」

悲痛な気持ちでいっぱいになりつつ、4日間お世話になる全勝旅館さんに入りました。

この日は明日からの作業に備えてゆっくり休むことにしました。

 

2日目

海の仕事は朝が早い! 早朝4時に起床し、4:30から成澤さんの船で牡蠣棚へ向かいました。

今回の作業は前回と同じで、ロープに付着したイガイ、藤壺、海藻類の取り除きです。

これからの作業に意気込むメンバー! この時まではみな余裕の表情・・・

これから過酷な作業が待ち構えているとは・・・この時は誰も想像していませんでした。

 

いよいよ作業開始!

炎天下の日差しの中、一人がロープを叩き、ロープに付着したイガイ、海藻類を叩き落とします。

そしてブイを持ち上げて付着したイガイ、藤壺をヘラを使ってこそぎ落とす作業の繰り返しでした。

時間が経つにつれ日差しも強くなり、力も思うように入らなくなっていきました・・・。

心の中で「うわっ! めっちゃきつい、めっちゃきつい」とメンバーの全員が思っていたと思います。

 

この作業を一人でこなしている成澤さんは凄すぎる!黙々と海を眺め、作業をする姿はまさしく海の男でした。こんなに時間と手間をかけて育てている成澤さんの牡蠣は最高に美味しいでしょう。

 

作業は、暑さも厳しくなってきたので、11時頃に切り上げました。

作業初日、午前中の海での作業を終えたメンバーは疲労困憊でした、この後にメンバーの長谷川君の眼鏡が雄勝町分浜の海へ沈んでしまうとは。。。。。。「残念><」

 

午後からは、当社で支援させていただいている、牡蠣加工場の建設現場のお手伝いをすることになりました。

作業は、地面を掘った砂利をスコップと一輪車で別の場所に移す単純な仕事でしたが、かなり体力のいるハードな仕事でした。

一日の作業を終え、メンバーはかなりの疲労でぐったりしていましたが、全勝旅館の美味しい夕食をたらふく食べて、また明日頑張ろうという気持ちで即就寝。

 

3日目

昨日と同じ朝4:30から作業に向かい、体が思うように動かない中、交代しながら必死にロープを叩き、取り除き作業をしました。

昨年の10月に私も参加したボランティア活動で牡蠣の種付けをお手伝いさせてもらった時の成長した牡蠣を見せてもらいました。

どっしりと重くなった牡蠣、まだまだ小さいようでこれからどんどん成長するそうです。

きっと美味しい牡蠣に成長するはずです。

 

この日の夜は成澤さんのお宅に招かれ、夕飯をご馳走になりました。

新鮮な海の幸のフルコースが盛りだくさん! ホタテやウニ、お刺身の豪華な食卓でした。

そんなフルコースにお酒がどんどん進む、進む、進む・・・

案の定私は、我が家のように寝てしまいました。・・・・・・・・・すいません^^;

本当にいろいろとお世話になりました。

 

最終日

4日間お世話になった全勝旅館のご夫婦ともお別れです。

とても親切に接してくれて、いつも私たちを気にかけてくれていました。

美味しい料理、自然に満ち溢れた空気、是非また来たいと思います。

 

 

帰路は、大きな被害を生んだ南三陸町に向かい、壮絶な光景を目の当たりにすることになりました。

津波の直撃を避けられない陸地で、辺り一面何もない状態に言葉もありませんでした。

震災から1年半経とうとしても復興にはまだまだ時間がかかる事を実感しました。

 

 

今回ボランティア活動に参加し、成澤さんのお手伝いをさせてもらいましたが、中々思うような動きが出来ず迷惑をかけてしまった部分もあったかと思います。しかしメンバー全員が少しでも力になりたいという想いで、一生懸命頑張りました。

私もこの経験を何かに活かせればと思います。

そして、また機会があれば是非とも参加したいと思っています。

このような機会をいただいた会社そして面倒をみて頂いた成澤さんに心から感謝しています。

 

最後に、東北の被災地の復興を心からお祈り申し上げます。

 

writer 貼合課 沼田芳男