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7月 01

第9回 雄勝町ボランティア活動 2013年6月20日~23日

今回の参加メンバーは、内田、佐藤、石川の3名。そのうち佐藤と石川は初参加でした。

 

初日はAM7:00に会社を出発、途中朝の通勤ラッシュ渋滞に巻き込まれ、石巻に到着したのは、PM15:00を過ぎた頃でした。 初めて見る被災地の状態に改めて津波の恐ろしさに驚きました。

建物はほとんど流され、分厚いコンクリートの防波堤が粉々になっていて、海の周りは更地になっていました。。。

全てが流され更地となった被災地

 

震災から2年が過ぎ少しずつ新しい建物が建ち始めてきました

 

第2回ボランティアで瓦礫の撤去をした雄勝小学校も取り壊されていました。

雄勝入りし、まずは雄勝支所へご挨拶の為訪問。
お話を伺うと、最近では残された大きな被災建物の撤去を発注しても請け負ってくれる業者さんが、他の工事で手一杯な為、入札が入らず困っているとの事でした。
ただ、雄勝町の中に仮設の商店が出来たりして、ほんの少しだけ賑やかさが戻ってきていると嬉しそうに言っておられたのが印象的でした。

 

複雑な気持ちでお世話になる成澤さんにご挨拶をして、明日の作業開始時間をAM7:30からと確認して全勝旅館さんに入りました。
夜には美味しい海の幸、特に殻のまま出されたウニのお刺身は最高でした!
雄勝町はウニも名物で、港からも美味しそうなウニが海の中にうようよいるのを見かけました。 もちろん、私達がとってしまうと法律に違反してしまいますのでじっと我慢しましたが・・・。

 

2日目、AM6:00に起床して朝食をとり7:30から作業開始!
どんな作業かと少し不安でしたが、ブイの掃除と聞き簡単そうで良かった^^!・・・と思ったのも束の間でした。
始めてから数分で 気付きました・・・・ナメていた!
ヘラを使って、ブイに付着したフジツボや牡蠣殻を削ぎ落としていくのですが、固くて取れない!
メンバー3人とも必死に格闘するも悪戦苦闘・・・
この作業を普段お一人でこなしている成澤さんはかなりパワフル、すごい!、当然私たちは足元にも及びませんでした・・・。

フジツボや牡蠣殻と格闘中です!

 

そしてお昼は、新しく出来た雄勝町内唯一のお蕎麦屋さんへ
そこのご主人が「この店はボランティアさんと一緒に協力して建てた」と話してくれました。
人の助け合いとは素晴らしいと思いつつ、美味しくおそばを頂きました。

ボランティアの方と一緒に再建したお蕎麦屋さん。美味しかったです!

 

その後、16:00頃まで再び同じ作業をして2日目は終了。

2日目の夜は疲労で夕食後すぐに寝てしまいました・・・

 

3日目の朝も6:00に起床!
ん? 肩と腕が痛い(><;)・・・ 3人とも筋肉痛でした・・・
なんとか体を動かし昨日と同じ7:30作業開始。 風を切って走る船、牡蠣棚までの移動中はちょっと楽しい^^
今日も引き続きブイの掃除、ロープに付着したホヤが滑車に挟まり水を撒き散らしながら度々爆発! 目に入ると物凄く沁みます・・・成澤さんもホヤには気をつけろと言っていましたが、結局顔中ホヤ汁だらけになって作業していました。

 

休憩中に石川君が獲れたての牡蠣を試食、全く臭みもなく大変美味しかった様でした

まさに獲れたて新鮮そのもの! 

 

獲れたての牡蠣を試食する石川君

 

身体は思うように動きませんが、コツをつかみスピードアップしてきた所で3日目の作業は終了、ちょっと残念でした。
この日は道の駅にある温泉で疲れを癒してから就寝。

 

最終日
全勝旅館さんの優しいご夫婦と美味しいご飯にお礼を言い、お世話になった成澤さんの工場へご挨拶へ。 迷惑ばかりかけたかと思っていましたが、遠いところからわざわざ手伝いに来てくれて助かったと言って頂き、私たちは嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
今回初めてのボランティア活動で、お役に立てたかは分かりませんが、自分なりに一生懸命手伝い、人と人との助け合い・絆の大切さを学ぶ事が出来ました。
また、機会を与えてくれた会社・成澤さん、暖かく迎えてくれた全勝旅館さんのご夫婦に心から感謝しています。 有難うございました。

休憩の合間、成澤さんと色んなお話をしました

 

今回の参加メンバー、左から石川、内田、佐藤

 

writer 加工課 佐藤 旬